チョコレートの品評会があるのをご存知ですか?
世界には
インターナショナルチョコレートアワード(ICA)、アカデミーオブチョコレート(AOC)など、
各国のチョコレートを集め、テイスティングなどの様々な方法で優秀なチョコレートを決める品評会が開催されています。
その中では、日本人が作る数多くのチョコレートがいい成績を残しています。
今回は、そんな品評会で賞を獲得し、世界のチョコレートマニアを唸らせた日本のチョコレートをご紹介します。
ICA&AOC受賞 ミルク感が際立つホワイトチョコレート
2017年ICAアメリカ・アジアパシフィック大会で銀賞、2019年AOC銀賞を受賞した、カカオ研究所の『カカオバー ホワイト』。
一番のこだわりはミルクパウダーです。通常のホワイトチョコレートでは脱脂粉乳が使われる所、北海道産の全粉乳を使用しています。
海外産のミルクパウダーも試したそうですが、甘さとミルク感の点で北海道産がピカイチだったとのこと。
日本ならではの美味しさのチョコレートですね。
AOC金賞受賞 世界に通じる味噌の美味しさ
こちらは、2021年AOC金賞を受賞したスイーツエスカリエの『ブレンドカカオミルク45%味噌漬け』です。
カカオ豆を味噌漬けにしたものを使って作った変わり種チョコレートですが、海外の方々からも高い評価を受けています。
甘ったるくなりがちなミルクチョコレートを、味噌の塩味が引き締めてくれて、癖がなくすっきりとした食べ口。
新感覚の美味しさに驚く審査員さんの顔が目に浮かびます。ぜひ食わず嫌いせずに食べてみて欲しい一枚です。
ICA&AOC受賞 ほうじ茶薫る秋味チョコレート
2016年ICAアメリカ・アジアパシフィック大会銅賞、2019年AOC銅賞を受賞したカカオ研究所の『カカオバー ほうじ茶』。
日本全国のほうじ茶の中から、特に高い香りを持ち、さらに食感が気にならない程細かく挽いてもらえる茶葉を探して使用しています。
茶葉がたっぷりと練り込まれているので、ほうじ茶をそのまま飲むよりも香りが立つ、秋らしいチョコレートです。
ICAワールド銀賞受賞 チョコとコーヒーの絶妙なバランス
こちらは2019年ICAワールド銀賞を受賞した、スイーツエスカリエの『ベネズエラチュアオ コーヒー66%』。
コーヒー豆とカカオ豆、どちらの美味しさも感じられるように工夫されたチョコレートです。
フルーティーで複雑な風味のカカオ豆と、甘い香り・コク・香ばしさを引き出した中深焙煎のコーヒー豆を使用。
酸味とコク深さが代わる代わる口の中に広がる、味わい深いチョコレートです。
ICAで受賞した数々のチョコを食べ比べ ミニサイズのアソートセット
ひと箱で6種類のチョコレートが食べ比べできる、MURATAの『デギスタション70% ギフトボックス6枚入り』、なんと3種類がICAで賞を獲得しています。
いずれもシングルオリジン(単一産地の豆を使用)のビターチョコレートで、オレンジのクスコはワールドファイナルで銀賞、赤のピウラはワールドファイナル銅賞、青のボリビアはアジアパシフィックで銀賞の成績です。
シェフの叢田さんは日頃から『食文化の向上』を掲げてお菓子作りに取り組まれる方。
シンプルなビターチョコレートで数々の賞を受賞したことに、その味づくりの高い技術力を感じます。